BK2520 シェル形針状ころ軸受
硬化鋼の絞りカップと、これらのベアリングのニードルローラーおよびケージアセンブリは、分離不可能なユニットを形成します。
シェル形針状ころ軸受の外輪は、高品質鋼板を打ち抜き加工しています。外輪は薄肉です。
シェル形針状ころ軸受は、ラジアル断面積が小さく、耐荷重能力が大きく、慣性が小さく、経済的に製造できるという特徴があります。断面高さが低い場合やハウジング穴を軌道面として使用しない場合に適しています。ベアリングは、軸方向の位置決めを行うことなく、一定の圧力下でハウジングのボアに組み込まれます。
シェルカップ型針状ころ軸受は一般に軸径を内部軌道面とします。
シェルカップ針状ころ軸受には、保持器付きと針状の2つの構造があります。オープンエンド型とクローズエンド型に分けられます。リテーナ付構造にはシングルシールリングとダブルシールリングがあります。針がいっぱいある構造なので耐荷重が大きいです。
シェル形針状ころ軸受の特長
低い断面積。
使用できるスペースが少ない用途では、シェル形針状ころ軸受を使用することで小型化が可能になります。
高い耐荷重性と剛性。
シェル形針状ころ軸受は、ころの数が多いため、高い耐荷重能力と剛性を備えています。
良好な走行特性。
BK2520詳細仕様
材質:52100クロム鋼
構造:単列
シールタイプ:オープン
制限速度:16300rpm
内輪IRシリーズ:IR 20x25x20.5
内輪LRシリーズ:LR 20×25×20.5
重量:0.038kg
主な寸法
ローラー下径(Fw):25mm
外径(D):32mm
幅(C): 20mm
幅公差:-0.3mm~0mm
シェル寸法絞りカップ(外輪)(r min.) :0.8mm
動定格荷重(Cr):18.91KN
静定格荷重(Cor):31.35KN